(c)Jean Pierre Stoop

テキスト・演出・舞台美術/ヤン・ファーブル
振付/ヤン・ファーブル、イヴァナ・ヨゼク
出演/アルテミス・スタヴリディ

愛と死の錯綜
繊細さと荒々しさを持つ不思議な作品 —フランス/ル・モンド紙(2008.7.11.ロジータ・ボワソー)

親密な時間そのもの
ヤン・ファーブルの非常に個人的なスペクタクル  —フランス/リベラシオン紙(2008.7.11.マリー・クリスティーヌ・ヴェルネ)


ミニチュアの列車、堆く積まれた石炭、カナリア、黄色いドレスの娘がひとり。
彼女は、ゆっくりと、そして情熱的に、男からの別れの手紙を口にしていく…。

創作の出発点は、橋の上から飛び降りた若い男の物語、ボビー・ジェントリー『ビリー・ジョーの歌』(1967年)。この奇妙なバラードから得たインスピレーションと、ヤン・ファーブル自身の自伝的な追憶が混ざり合う。ひとりの男が愛する女性に宛てた手紙。そこにあるのは、自らの人生を自由にすることへの欲望。生への、愛への、死への共感と敬意の証し。

激しく挑発的な表現が多いヤン・ファーブルにとっては異例ともいえる、ナイーヴで美しい、そして残酷なシアター・ダンス作品。ダンス、言葉、音楽、美術が融合した、ジャンルを超えた才能をみせる彼のエッセンスが凝縮した舞台。
*デルタデーとは、アメリカ英語で「ミシシッピー河のデルタ地帯に靄が立ち込める暑い日」を示す表現。


◎日時:2010年9月22日(水)19:30、23日(木・祝)15:00
・上演時間約50分、途中休憩なし
・開場は開演の10分前。開演1時間前より受付開始
・9月22日(水)の回終了後、カンパニーメンバーによるトークあり。
・演出の都合により、開演後の途中入場を制限させていただく場合がございます。会場へはお早めにお越しください。

◎料金(整理番号付き自由席・税込)
※前売券は完売致しました
◯一般/前売3,800円、当日4,300円
◯学生&ユース(25才以下)/前売2,800円、当日3,300円
・学生&ユース券のお客様は、当日受付にて学生証か年齢の分かる書類をご提示ください。
・未就学児童の入場はご遠慮ください。
・前売券完売の際、当日券の発売はいたしません。

◎チケット取扱
◯チケットぴあ Tel:0570-02-9999 [Pコード:404-930]http://t.pia.jp/
◯アイホール Tel:072-782-2000
お支払い方法: ご予約後1週間以内に、郵便局にてチケット代金と送料(380円)を振替口座【00960-5-216736 加入者名:アイホール】に払込みください。ご入金を確認後、チケットを簡易書留にて郵送いたします。
アイホール事務所でもお取り扱いしております。

◎会場・お問い合わせ:アイホール(伊丹市立演劇ホール)
〒664-0846兵庫県伊丹市伊丹2−4−1
Tel:072-782-2000  Fax:072-782-8880 info@aihall.com


関連企画
「カンパニーメンバーによるワークショップ」

講師:マリーナ・カプテーン
日時:9月28日(火)、29日(水)18:00~22:00
場所:アイホール/カルチャールームA
定員:15名/先着順。2日間とも参加可能な方に限ります。 ※定員に達しました。
対象:18才以上、経験不問。舞台に限らず、さまざまなジャンルのアートに関心のある方。
料金:5,000円(2日間通し)

レクチャー「ベルギーのパフォーミング・アーツの現在」
講師:藤井慎太郎(早稲田大学文学学術院教授)
日時:9月23日(木・祝)16:30~18:00
場所:アイホール/カルチャールームA
定員:50名/先着順
料金:無料 ※アイホールまでご予約ください。

制作協力:国際舞台芸術交流センター(PARC)
助成:(財)地域創造、財団法人アサヒビール芸術文化財団
後援:ベルギー大使館、ベルギーフランドル交流センター
主催:(財)伊丹市文化振興財団・伊丹市
平成22年度文化庁芸術拠点形成事業


Jan Fabreヤン・ファーブル(テキスト・演出・舞台美術・振付)
1958年、アントワープ(ベルギー)生まれ、同地在住。 現代の最も革新的かつ多才なアーティストのひとり。25年間にわたり、パフォーマンス・アーティスト、演出家、振付家、作家、ビジュアル・アーティストとして作品を創作、ジャンルを横断する活動で知られている。 1984年にベネチア・ビエンナーレで発表した『劇的狂気の力』は、現代演劇の先端に位置する前衛作品として注目を集め、日本をはじめ世界各国で上演された。 80年代より一貫して人間の肉体を探求の対象とし、『わたしは血』(2001年)、『主役の男が女である時』(2004年)、『死の天使』(2004年)等、数々の話題作を発表してきた。 2005年、アヴィニヨン演劇祭にアソシエイト・アーティストとして招かれ、また2007年にはザルツブルク音楽祭の招聘により『変容のためのレクイエム』を上演。 2008年にはパリのルーヴル美術館で個展を行う。ヤン・ファーブルは今、自身のパフォーミング・アーツ活動の絶頂にあると言っても過言ではない。

(c)Stefan Vanfleteren

 


国内ツアー

愛知公演
あいちトリエンナーレ2010 9月18日(土)~20日(月・祝)
愛知芸術文化センター お問い合わせ:Tel.052-971-6124

高知公演
9月26日(日)
高知県立美術館 お問い合わせ:Tel.088-866-8000

金沢公演 
10月2日(土)、3日(日)
金沢21世紀美術館 お問い合わせ:Tel.076-220-2811


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