関西を拠点とするパフォーミング・アーティストとの共同製作事業
Take a chance project
Let's try to do something although there is a large risk of danger or failure!

2002年3月 から、アイホールダンスコレクションの 新シリーズをスタートさせました。
関西を拠点とする振付家・演出家の新作を共同製作します。

ひとりの振付家、演出家と1年に1作程度のペースで3作、継続的に新作を製作します。
<次>ではなく<今>をになう才能を、ここ関西から、東京へ世界へ発信したいと思います。

■<Take a chance>とは■
米語で「いちかばちか」という意味のイディオム。アーティストの新しい挑戦と、 劇場・観客の未知の才能に賭け、見守り育成しようとする気持ちを象徴します。 混迷する現代におけるアートの役割を「それでも何かを始める」という未知の価値観の 創造への賭けと考えます。


<共同製作アーティスト>
山下残  Yamashita Zan
1970年大阪生まれ。89年よりダンスを学ぶ。「詩の朗読」、「ファミリー」 「マラカスをふりまわしたら歌ができた」
「空の音」、「想い出」などの作品を発表する。2001年2月ネクストダンスフェスティバルミックスプログラム(パー
クタワーホール・東京)にて「足を喰う犬」を音楽家・野村誠と共演、9月フィリップ・デュクフレワークショップ習作
公演(ランドマークホール・横浜)にて「天井から降ってきた酒を浴び酔っ払い倒れる赤いうさぎ」をその場で振付し踊る。
毎回コンセプチュアルな示唆に富んだ意欲的な作品を発表し、コンテンポラリーダンスシーンにおいて高い注目を集めている。


#001『そこに書いてある』 2002.3.9-10 公演写真


#005『透明人間』 2003.5.4−5 公演写真
撮影:岡本啓子


BABY−Q  カンパニーのwebはこちら
振付家・ダンサーの東野祥子を中心に99年結成。00年キリスト教会での旗揚げ公演はダンスと大音響ノイズ、 エレクトロニカ・ダンスミュージック、デストロイロボット、映像・美術が絡み合う強烈で退廃的なエネルギーに満 ちた作品で、VTRがNYのアンダーグランドケーブルテレビで全編が放映されて絶大な支持を得る。

#002『REMroom』 2002.11.3−4 公演写真


#006『滑稽な独身者機械』 2003.10.11−12 公演写真
撮影:清水俊洋


砂連尾理+寺田みさこ カンパニーのwebはこちら
大学時代に演劇とダンスを始めた砂連尾と、4才よりクラシック・バレエを始め現在も石井アカデミー・ド・バレエ
に所属する寺田の2人が91年より共同で活動展開。バレエやリモンテクニックなど西洋の身体メソードを取り入
れながらも日本人のもつ繊細な身体性にこだわりを持ち、またデュエットを踊る事によりそれぞれの個性が共鳴
するダンスを創出。01年ソロ×デュオコンペティション(横浜)選出。02年バニョレ国際振付賞ジャパンプラットフォ
ーム選出。2002年「第1回TORII AWARD」大賞受賞。「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWRD2002」において
「次代を担う振付賞」及び「オーディエンス賞」をダブル受賞。


003『ユラフ』 2002.11.23−24 公演写真


007『男時女時』 2003.12.13−14 公演写真


dots 
01年1月、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科に在籍中の桑折現ら4名により結成。空間・身体・映像を結
びつけた新たなパフォーミングアーツの手法を模索している。表現者としての個々の才能を対等に活かした、ゆ
るやかなつながりの集団性が特徴。学内のstudio21オープニング記念連続公演で上演した『CAST-A-NET』は
「先行世代よりいっそうのメディア・テクノロジーへの親和性を示している」(竹田真理「DANCEART」)と好評を博
す。


004『うつつなれ』 2003.3.8−9 公演写真
撮影:岡本啓子