アイホール演劇ラボラトリーはじめました。 受講生募集 書類締切･･･6月4日(土)22:00必着 発表公演･･･11月19日(土)・20日(日) 今年度の募集は締め切りました。

アイホールでは今年度より初心者向けの実践演劇講座として「アイホール演劇ラボラトリー」を新たにはじめます。 演技を中心とした36回のワークショップを行い、最後には発表公演をします。 演劇や役者に興味のある皆さまのご応募をお待ちしています。

演劇を始めたのは大学3年の秋も深まった頃で、それから12年。 それ以前の僕を知る友人からすれば、何の脈絡もない進路選択。 いまだに、友人にはイイ肴(さかな)にされる話しである。 さて、この頃は、なにかとお手軽お気軽ばやり。 作る方も使う方も、テマヒマかけてもしょうが無いし、オカネも無いしで、何でもお手軽お気軽サイズに納まってきている。 演劇は、どうにもそうはならなくて、相変わらず同じ場所、同じ時間に、大勢で集まって、その時だけのものを作っている。 ＵＮＩＱＬＯには遠く及ばず、保存も効かない。 ただ、演劇にもお手軽お気軽な瞬間が一つある。 やろうと思い立ったら、何の脈絡なくとも身ひとつで始めてしまえるのだ。 後は、ゴエンの問題。 この頃は、このゴエン探しが中々苦労する。 だから、そんなお手軽お気軽な瞬間の前に、ゴエンを転がしてみる。 そんな悪意とも善意ともつかない試みに劇場が一役買ってでることに。 さて、集まってみましょうか。 このままお気軽時代が続くようなら、いよいよ演劇にはプレミアムな価値がつきますよ。 林　慎一郎(はやし・しんいちろう) -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 劇作家、演出家。極東退屈道場主宰。京都大学在学中より演劇活動を開始。 2007年からは、公演ごとに俳優を集めるプロデュースユニット「極東退屈道場」を発足。 代表作としては、『夜ニ浮カベテ』(第12回ＯＭＳ戯曲賞候補)、 『延髄がギリです。』(第25回名古屋市文化振興賞候補)など。