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提携公演 演劇

オイスターズ第20回公演
『君のそれはなんだ』

平成30年2月9日(金)~11日(日)

  

平成30年
2月9日(金) 19:30
2月10日(土) 14:00/19:00
2月11日(日) 14:00

※受付開始・整理券発行は開演の45分前。開場は開演の30分前。
※上演時間は約80分を予定しております。


不条理な状況に追いつめられる人間をドライな会話で浮かび上がらせる「過剰なまでに会話劇」が高い評価を得ている劇団「オイスターズ」。
作・演出の平塚直隆は、劇作家・演出家の登竜門である劇作家協会新人戯曲賞・若手演出家コンクールの最優秀賞をW受賞するなど劇作・演出の双方から注目を集めています。
名古屋を拠点に精力的な活動を続ける彼らの全国4都市ツアーがアイホールに登場!

― 清も濁も賢も愚も全て愛おしく呑み込んで、繊細且つ過剰に吐き出された、会話の双曲線 ―

オイスターズ約1年ぶりの本公演をお見逃しなく!


僕のおばあちゃんは普段からボケをかます事がよくあるので、本当にボケてしまったら違いが分かるか不安だなと思っていたらある日「この世界を救うべく魔王を倒す旅に出たい」と言い出した。これはいよいよマジっぽいので、三十歳にもなって働いていない僕は、家族の中でおばあちゃんの監視役を任される事になった。毎日冒険の旅に出たがるおばあちゃん。仕方なく、今日は天気も良いので朝から魔王を倒す旅に出てみる事にした。言っても足腰が弱いので、この町内で終わるだろうなあと思っていた僕の考えは甘く、どんどん歩みを進めるおばあちゃん。その目にははっきりと魔王の城が見えているようだった。その証拠に僕らの前に立ちふさがる魔物達はどんどん強くなっている気がする。…ふと、ボケているのはおばあちゃんではなく僕ではないかという不安に襲われるが、もはや引き返す道は崩れ落ちていた。おばあちゃんは死期を悟っているので死ぬことなんか怖くないが、僕はまだ死にたくない。やりたいことが山ほどあるのだ。やってないだけで。かくしてオリハルコンの杖で魔物をボコボコに倒して行くおばあちゃんは、ちょっとそこまでのつもりで携帯電話しか持ってこなかった僕に向かってこう言った「君のそれはなんだ」。…なんて勇ましい響きだ。


一般 3,000円
25歳以下 1,500円
高校生以下 1,000円
【全席自由・整理番号付き・日時指定】

※全券種前売・当日同一料金です。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※25歳以下、高校生以下の方は入場時、年齢の確認できる身分証明書をご提示ください。


オイスターズ
2008年旗揚げの名古屋の劇団。
「過剰なまでに会話劇」を劇団のスタイルとし、不条理な状況に追いつめられる人間をドライな会話で浮かび上がらせる。
代表・中尾達也。作/演出・平塚直隆は、第16回劇作家協会新人戯曲賞最優秀賞、若手演出家コンクール2011最優秀賞など数多くの受賞歴を誇る。
2016年に上演した『ここはカナダじゃない』は第61回岸田國士戯曲賞にノミネートされた。

公演情報

作・演出/平塚直隆

出演/
田内康介
川上珠来
芝原啓成
平塚直隆
鈴木亜由子(星の女子さん/FAAN)

チケット取扱・お問い合わせ

チケット取扱/
劇団予約
WEB予約(カルテットオンライン) https://www.quartet-online.net/ticket/kimisore_itami
メール theatrical_unit_oysters@yahoo.co.jp
電話
090-1860-2149(受付時間 10:00~22:00)

アイホール
電話 072-782-2000(電話予約のみ)

お問い合わせ/
オイスターズ
電話
090-1860-2149(受付時間 10:00~22:00)
メール theatrical_unit_oysters@yahoo.co.jp