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【速報】「アイホール・ショーケース ~イタミつながるブタイのミライ~ 」参加アーティスト・団体のお知らせ

  2025/10/15

アイホール・ショーケース ~イタミつながるブタイのミライ~参加アーティスト・団体のお知らせ

先だって速報(6月2日付)でお知らせしていた来年3月開催の「アイホール・ショーケース ~イタミつながるブタイのミライ~」ですが、この度、出演アーティスト・団体が決定しましたので、お知らせいたします。

<1週目>3月7日(土)・8日(日) 
※アイホールのこれまでの主催事業に関わり、今も演劇を継続している市民や元講座生たちの団体が出演。

  3月7日(土) 3月8日(日)
15:00開演

Ⓐ 自分史の会
Ⓐブルーバードとネコ
Ⓐわ!古典

Ⓑ劇団温冷兼用
Ⓑトネリコ音楽隊
Ⓑルイボスティーはバニラの味

以上、五十音順

<2週目>3月14日(土)・15日(日)
※伊丹の未来の舞台芸術事業に関わってもらう団体・アーティストとの出会いを求め募集・選出した団体。

  3月14日(土) 3月15日(日)

11:00開演

Ⓐ劇団白色
Ⓐ劇団White Palette
Ⓐでめきん
Ⓒ演劇ユニット ココアシガレット
Ⓒかまとと小町
Ⓒ超人予備校
15:00開演 Ⓑ月曜劇団
Ⓑ氷河企画
Ⓑ寿ロータリー
ⒹThe Courtyard of the World
ⒹD地区
Ⓓトランスパンダ

以上、五十音順

各日時内での順番は開催日の直前までにSNS等でご案内いたします。また2週目の出演団体によるワークショップも3件予定しております。日程が決定いたしましたら改めてご案内いたします。

 

■2週目出演アーティスト選出理由
選考委員/樋口ミユ(劇作家・演出家)
     若旦那家康(コトリ会議 プロデューサー)

 

たくさんのご応募、本当にありがとうございました。

「もう……もう……全部やっちゃいましょうよ」という思いがふっとわき、次の瞬間に「この世界には限りと終わりがある」とひとりつぶやく。

ショーケースに応募してくださった団体さん全てが上演できるのなら、アイホールが閉館にならない道だってきっと見つけられただろうはずだから。厭世的になっているのではない。限りと終わりがあるのなら、始まりも必然。

冷静に書類に目を通すけれどこれはなかなか難題。

クオリティを最も重視するわけではない。

しかしクオリティはなくてはならない。

年齢の数字だけを重視するわけではない。

その年齢に沿った可能性と熟練、どちらも「ミライ」に必要だから。

企画書力というものが大きな効力を持つ。

けれどそれは実現できる見通しまでの実績、あるいは具体的な記載がなければ最大の効力は最大の弱点となる。

戯曲のみ、演出のみ、俳優のみに特化して考える方がとても明快だ。しかし今回はそうではない。つまりこれは選考ではなく、企画の提案も含めた「総合マッチング」だと気づく。

アイホールと団体や作品が出会うこと。団体同士が出会うこと。

この先、アイホールの姿が変容して別の何かになってそれでも表現という活動を続けていく未来に興味深い化学変化が起こりますようにと、未来にクッと爪を引っかける議論だったと思う。応募してくださる団体がなければ成立しない企画です。皆様、本当にありがとうございました。

樋口ミユ

 

    令和7年度で閉館してしまうAI・HALLはもう普通に借りることができる日程はなく、この舞台に立つにはこのショーケースに出るしかない。「AI・HALLの舞台を経験する。それが貴重!」私自身はそのように思いました。
応募された方々が、そう思ってか思わずかはわかりませんが、選考を悩ますくらいの企画が集まりました。応募するのにもパワーはかなり必要で、自分のやりたいことを文字だけで伝える困難さもあったと思います。お疲れ様でした。ありがとうございます。
どの団体も読み解くのが楽しいくらい魅力的な作品の種がありました。
選考会ではどのように選考するかを明示して、1団体ずつ内容の所感を述べていきました。
どのように選考するかは、サブタイトル「イタミつながるブタイのミライ」に倣ったように思います。

  • このショーケースを経てからの未來・将来性を見据えているか、感じられるか
  • 企画が舞台に乗った時の実現性
  • 伊丹(AI・HALL)との関わり

上記の3点を基準に踏まえて、バランスをとって選びました。
選考から漏れたとしても、何かが悪かったわけではなく、同じようなものが並ばないように(もちろんそれぞれ唯一の個性を持ってはいるのだけど、雰囲気程度に似通っている)バラエティに富んだラインナップにしたかったと思っていただけたらありがたいです。
今回選出された劇団やその団体に関わる人々が、この企画を経て、伊丹から未来につながるステップを踏んでいくことを楽しみにしています。

若旦那家康