A級MissingLink第19回公演
『悲惨な戦争』【初演:斜光社(1979年)】  ⇒archives
作/竹内銃一郎 演出/土橋淳志
出演/横田江美、松原一純、細見聡秀、幸野影狼、新城アコ、松嵜佑一、緒方晋(The Stone Age)


日時
2012年3月
2日(金)19:30
3日(土)14:00/18:00★
4日(日)14:00
※受付開始・整理券発行は開演の40分前。開場は30分前。
※日時指定・全席自由
★3月3日(土)18:00終演後、竹内銃一郎さんをお迎えして、シアタートークを開催します。


料金
一般/前売2,300円 当日2,800円 ・学生/前売1,500円 当日2,000円
チケット発売日
2012年1月11日(水)
チケット取扱い
◯A級MissingLink 電話:090-4562-4310  ticket@aqml.jp
◯AI・HALL 電話:072-782-2000(予約のみ)
劇団問い合わせ
◯A級MissingLink 電話:090-4562-4310 メール:info@aqml.jp ウェブ:http://www.aqml.jp


【演出より】 とにかく重苦しい。あの日以来、全ての虚構に意味が重くのしかかっている気がする。 意味のない虚構にすら、意味のないという意味を感じてしまう今日この頃。 まあ本来、これが常態ともいえる。 僕らは意味という病を患っているわけで、それがあの日以来わかりやすく露呈しただけなのだろう。 竹内銃一郎氏の誉め言葉のひとつに「クダラナイ」というのがある。 氏いわく最大級の賛辞であるそうだ。僕もいつか言われてみたい。 そして『悲惨な戦争』はそんな言葉がぴったりくる、とんでもなく面白くてクダラナイ、テキストだ。何度読んでも笑い転げてしまう。 しかも悲惨なのに。 これは凄いことだ。 もちろんタイトルに「戦争」とある通り、舞台は戦場と化したお茶の間で、そこには意味であるとかメタファであるとかが存分について回る。 演出としてちゃんと考えないといけない。でも考えるという作業はうっかりすると深まってしまうので注意が必要だ。大きなガラスに深さはないのだから。

A級MissingLink 土橋淳志


竹内銃一郎
劇作家、演出家。「斜光社」を経て1980年に「秘法零番館」を結成。81年『あの大鴉、さえも』で第25回岸田戯曲賞受賞。96年『月ノ光』(JIS企画公演)で読売文学賞、紀伊国屋演劇賞個人賞を、98年「今宵かぎりは・・・」「風立ちぬ」で第49回芸術選奨文部大臣賞を受賞。現在は近畿大学教授。舞台芸術専攻学生との劇団「DRY BONES」の座付作家、演出家を務める。


A級MissingLink(えいきゅうみっしんぐりんく)
2000年に旗揚げ。主に大阪を拠点に活動する。 土橋淳志の作品の上演を主に、演劇そのものに自覚的な演劇を展開してきた。過去に存在する膨大な作品群にいらだちや嫉妬をかきたてられつつ、今ここに何が可能かを模索する。 脚本と演出を担当する土橋淳志は、03年、「小屋ヲ建テル」で若手演出家コンクール2002最終選考にて最優秀賞を受賞。 09年、「裏山の犬にでも喰われろ!」で第16回OMS戯曲賞・佳作を受賞。


土橋淳志(つちはし・あつし)
2000年 近畿大学演劇部 覇王樹座(さぼてんざ)OBを中心にA級MissingLink旗揚げ
2003年 『小屋ヲ建テル』で若手演出家コンクール2002最優秀賞受賞
2009年 『裏山の犬にでも喰われろ』で第15回OMS戯曲賞佳作を受賞
大阪現代舞台芸術協会(通称:DIVE)の理事に就任
日本演出者協会会員